3学期期末テストにありがちな「教科書の最初から全部」といった範囲指定はやめてほしい

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都立高校の一般入試が2/21(金)に迫っていますが、その一方で、中1・2年生には3学期の期末テストが近づいています。


ただ、3学期の期末テストでは、テスト範囲を「最初のページから習った所まで全部」といった範囲を指定する先生が、少なからずいらっしゃいます。

しかし、本当にこれで「定期テスト」と呼べるのか、疑問です。

「定期テスト」には、指導する側から見て大きく2つの意義があると考えています。

1つ目は、「テスト結果を数字ではっきり示し、その生徒がどれぐらい努力したか確認する」ということ。
そして、その結果をもとに自分の努力を振り返らせ、次回以降のテストへつなげていくことを指導することが大事だと思います。

2つ目は、「テスト範囲だけは、どんな生徒にもしっかり勉強させて、知識として習得する努力を促す」ということ。
そして、「テスト毎に、そういう状況を繰り返させる」ことも重要だと感じています。


それなのに、テスト範囲が「最初から全部」では、「がんばろう」という気も失せ、結局はその科目に対してあまり努力をしないままテストを受けるという事になりかねません。

「普段からコツコツやればよい」あるいは「テスト前ぐらい、全部見直しするぐらい頑張らなければダメだ」という先生方のご意見もわかるのですが、あまり現実的ではないように思います。

生徒には色んなタイプの生徒がいます。
短期間の詰め込みは苦手でもコツコツならできるタイプとか、逆に、コツコツやるのは苦手でも短期間での頑張りですごい力を発揮するタイプとか、それこそ個性が一人ひとり違います。
「全範囲」というテスト範囲では、先取りをどんどん塾でこなし、塾の宿題などで演習量もしっかり確保できている「秀才タイプ」や、長い時間をかけて「コツコツやるタイプ」は得点をとれるかもしれませんが、「短期ダッシュ型タイプ」あるいは「テスト前ぐらいは頑張って勉強しよう」という生徒の「成長しようとする心の芽」を摘んでしまうことになるのではないかと危惧しています。

「定期テスト」と「実力テスト」は明確に切り分けて運用すべきだと思います。

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