通知表のオール3は「平均」という評価ではないので、高校受験時に選択できる高校がほとんどなくなります。

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現在の通知表の5段階評価は、「絶対評価」によってつけられるので、「全員が「5」」といった状況が理論上はあり得ます。
ただ、実感としては「相対評価」と同様に「「5」の生徒は何人まで」といったように割り振られて評価されているように感じます。
建前上「各教科ごとに4つ~5つの「観点別評価」があって、それをABCで評価し、その総合で教科の評価を5段階で決める」ということになっていますが、「観点別評価」も結局は先生の主観でしかないわけで、中学校によって評価方法も大きく違うことが、現在の「絶対評価」の大きな問題点です。
そして、私の経験から大まかにまとめると、次のような基準で評価されているように感じます。

「5」・・定期テストで90点程度以上とり、授業態度が真面目で、提出物も遅れない生徒。

「4」・・定期テストで75点程度以上とり、授業態度が真面目で、提出物も遅れない生徒。もしくは「5」の評価をもらえる生徒でも授業態度が不真面目、または提出物が遅れる生徒。

「3」・・定期テストが75点程度以下~平均点より30点程度下回る範囲で、授業態度が真面目で、提出物も遅れない生徒。もしくは「4」の評価がもらえる生徒でも授業態度が不真面目、または提出物が遅れる生徒。

「2」・・定期テストが平均点より30点程度以下で授業態度が真面目で、提出物も遅れない生徒。もしくは、「3」の評価ががもらえる生徒でも授業態度が不真面目、または提出物が遅れる生徒。

「1」・・テストが平均点より30点程度以下で、授業態度が極めて不真面目で、先生に不快感を与え続けた生徒。

つまり通知表に「1」がつくことは、ほとんどないはずです。
それでもついてしまった場合は、それは先生から「あなたは態度を変えないと、このままではマズイですよ」という警告だと考えていただいてよろしいのではないかと思います。
高校入試でも、受験の条件として「「1」がないこと」という条件が付く高校も多くあるのは、こういうことの証明でもあると思います。

上記のように「3」の評価は幅が広く、「平均」という評価ではないので、高校受験でもさほど評価されません。
実際、都立受験時の私立併願優遇の出願条件としては、以下のような状況となっています。

【5科内申合計】
25(オール5)桐蔭学園(プログレス)、桜美林(国公立)など

24 日大鶴ケ丘(特進)、京華(S特進)、順天(理選)、安田学園(S特)、安達学園(探究)、山手学院など

23 東洋(特選)、朋優学院(国公立)、目黒学院(SPR)、東京都市大等々力、日大桜ヶ丘(普)、日大鶴ケ丘(普)、豊島学院(S特進)など



15(オール3)中央学院大中央(普)、橘学苑(総進)など

14 武蔵野(進学)、中央学院大中央(商)、自由が丘学園(フロンティア)など

そして、5科合計13以下で併願優遇を出願できる高校は、現在調査した中ではありません。(ただ、出願基準は毎年見直しされていますし、各高校ごとに特別優遇措置があったりします。また9科、3科といった別の併願優遇条件があったりしますので、正確な情報は各高校へお問合せください)

以上のように、都立受験をする場合、「オール3」では併願優遇の私立高校がほとんど選べない状況になっています。
少しでも定期テストの得点を上げて、内申点を上げることが、都立高校受験対策では重要になります。
成績のことでお悩みがあれば、当教室までご相談ください。

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